一人暮らし、おすすめのペット
どーも、ジョン・カピバラです。
一人暮らしでペットを飼うことを検討しているならいくつか考慮すべき点があります。
それは、大きく分けて以下の点になるでしょう。
・手間があまりかからない
おそらく一人暮らしということですから、働いている時間や学校に通っている時間ペットが一人で(一匹で)お留守番している時間が長いことでしょう。
その時間の間、誰かが代わって世話をしてくれるわけでもありません。帰宅してからペットのお世話のためにさらにたくさんの時間と体力をとられるのは、せっかくペットから癒されたいと思っているのに逆にストレスになってしまうことさえあります。
それで、ペットのケアにあまりにも時間をとられるのは避けたいところです。ストレスを感じない程度のお世話ですむ動物を考えたいものです。
・お金があまりかからない
この点は「手間がかからない」という点と極めて似ているのですが、この記事では別個に考えます。
かかる費用として考えなければならないのは、ペット購入金額、ケージ、月々のエサ、その他必要なものです。ペット自体の金額は安くても、月々お金は必ずかかります。病気になったら治療費もかかります。そういった費用の計算も忘れずにしておくことが大切です。
中には「お金に糸目はつけないぜ」という方もいらっしゃると思いますが、そういう方はこの項は飛ばしてください。
・飼育情報
非常に珍しい動物ほど価格が高くなるうえに、飼育が難しいケースも少なくありません。
飼育するうえで困った場面に直面した時に周りにそれを飼っている人がほとんどいない場合、どう対処したらよいか情報を得るのが難しくなります。
多くの人が飼っているペットほど飼育の情報を見出しやすくなります。
・寂しさを埋めてくれる
一番上の項で述べたように手間があまりかからないペットを選択するとはいえ、ある程度人間の干渉が必要なペットでなければ「自分がお世話している」という感覚が、あまりなく物足りなさを感じてしまいます。
「自分がお世話している」=「この子に自分が必要とされている」という感覚が、寂しいという気持ちを薄れさせてくれるように思えます。
これらの点を踏まえて一人暮らしの方におすすめのペットをご紹介します。
[ハムスター]
言わずと知れた、一人暮らしのマストアイテムならぬマストペットともいうべき小動物です。
人気の理由はお世話の簡単さです。購入もワンコインで販売しているペットショップもあるほどで、購入の敷居は決して高くありません。エサを多少多めにあげて室温に気をつければ、何日か旅行で出かけることも可能です。
回し車をケージに取り付けてあげれば勝手気ままに遊び続けます。人間にどれほど慣れるかについては個体差もあるので、なんとも言えないところもあるのですが、エサを入れている袋の音に反応したり、外の人間の気配に何となく気づいたりします。
慣れてくれれば手の上で寝てくれることもあります。デメリットは寿命の短さです。2、3年というとなんだか寂しい気もします。
でも、考えようによっては「30年生きます」と言われて、プレッシャーを感じるよりは、「2,3年」というわずかですが貴重な時間を過ごすのがペット初心者には望ましいのかもしれません。
[モルモット]
ハムスターよりすこしお世話が大変になりますが、「この子を世話している」という感覚が強く感じられるのが、モルモットです。
エサはあげるとあげるほど食べてしまうので飼い主さんのほうで調整してあげる必要があります。
あと、ビタミンCを自分の体で生成できないので、欠乏症にならないよう気を付けてビタミン剤をあげる必要もあります。
このように少し手間がかかるのですが、飼い主さんに気づくとエサをおねだりして鳴くのが本当に可愛いです。
鳴き声は「ピョーイ、ピョーイ」というようなもので、可愛らしい鳴き声です。多頭飼いすると、声が重なって超音波のような「ウィーン、ウィーン」という鳴き声になり、少しやかましく感じてしまうのが玉に瑕ですが、一頭で飼育すると控えめな鳴き声を披露してくれます。
そのうちだんだん飼い主さんも慣れてくると鳴き声で何を必要としているかがわかるようになってきます。そうなると、もう家族のような信頼関係を築くことができていきます。
ケージは、モルモットが大きくなるので大き目のものが望ましく、飼育スペースがハムスターより取られてしまうというデメリットもあります。
[リス]
かわいいビジュアルで某ネズミの国でも大人気なリスですが、かなり懐きにくい小動物です。
手乗りで子供ころから育てても、大人になるにつれ手乗りを卒業してしまうケースもあります。
かなり野性的で噛みつかれたら出血することもあります。ハムスター、モルモットも本気を出して噛まれたらもちろん出血しますが、リスはその敏捷性ゆえに高いところに上ったり、一度逃げられたら捕まえるのが大変という一面もあります。
それでもエサを小さな両腕で掴んで食べるしぐさは、払った努力や苦労に見合う瞬間です。可愛すぎて思わず顔がほころびます。
可愛いと同時に難しさもある小動物ですので、今までペットを何匹か飼ってきた経験者に向いているペットかもしれません。
3種類ほどご紹介してきましたが、あえてどれかを推すとしたら、モルモットです。温厚で優しく人間の手無しでは生きていけないように思えるこの生き物は一人暮らしの何か物足りない気持ちを埋めてくれるでしょう。
結局、モルモット押しの記事になってしまったのでした。